ガラパゴスの商標登録


シャープ株式会社が出願した「GALAPAGOS」の商標登録出願が、拒絶査定不服審判において、「本願商標は、その指定商品に関係なく、エクアドル共和国が保有する世界遺産の名称の略称であって、その世界自然遺産は、該国が保護する義務と責任を負い、国全体をあげての管理体制の整備し、環境整備、予算措置等様々な取り組みが行われている観光資源である。そして、このような名称を、我が国の一法人である出願人に商標登録し、登録商標として使用させることは、国際信義に反するものといわざるをえない。」として4条1項7号により拒絶審決がなされました。

4条1項7号には、公の秩序又は善良の風俗を害するおそれがある商標は登録を受けることができない旨が定められています。ここでいう「公の秩序又は善良の風俗を害するおそれがある商標」には、

@ その構成自体が非道徳的、卑わい、差別的、矯激若くは他人に不快な印象を与えるような文字又は図形である場合

A 当該商標の構成自体がそのようなものでなくとも、指定商品又は指定役務について使用することが社会公共の利益に反し、社会の一般的道徳観念に反する場合

B 他の法律によって、当該商標の使用等が禁止されている場合

C 特定の国若しくはその国民を侮辱し、又は一般に国際信義に反する場合

D 当該商標の登録出願の経緯に社会的相当性を欠くものがあり、登録を認めることが商標法の予定する秩序に反するものとして到底容認し得ないような場合

などが含まれるというべきである(知財高裁 平成17(行ケ)第10349号 平成18年9月20日判決言渡)とされています。

その他にも、4条1項7号に該当するものとして、 歴史上の自分物の名前の商標登録が拒絶された判決があります。


                              (2013年3月27日記)



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