シャンパンタワーの商標登録


みなさんシャンパンタワーってご存知ですか?
シャンパンタワーとは、シャンパングラスをピラミッド状に積み上げて、一番上のグラスからシャンパンを注いで、順々にあふれて下まで落ちる演出のことをいいます。 結婚式の披露宴やTVなどで見かけたことがあるかもしれません。

今回のテーマは、「シャンパンタワー」の商標登録についてです。

「シャンパンタワー」の商標登録は、第43類の「飲食物の提供,加熱器の貸与,調理台の貸与,流し台の貸与,カーテンの貸与,家具の貸与,壁掛けの貸与,敷物の貸与,テーブル・テーブル用リネンの貸与,ガラス食器の貸与,タオルの貸与」を指定役務として、平成22年5月7日に出願、同年9月15日に登録査定が下され、同年10月22日に設定登録されています。この商標登録に対し、平成23年11月14日商標登録無効審判が請求されました。 商標登録無効審判とは、商標登録に瑕疵がある場合に、利害関係人がその登録を無効にすることについて審判を請求することをいいます。商標登録を無効にするためには、その登録が商標法46条1項各号のいずれかに該当するものである必要があります。当該審判において審判請求人は、商標法46条1項1号に規定する無効理由(商標法4条1項7号の規定に違反してされたとき)に該当するものとして登録の無効を請求してきました。

当該審判において審判官は『「フランスのシャンパーニュ地方で作られる発泡性ぶどう酒」を意味する「シャンパン(Champagne)」に由来する語と認められるから、本件商標に接する需要者は、語頭部の「シャンパン」の文字部分に強く印象づけられるとみるのが相当である。そして、本件商標が「シャンパン」の文字を含むことにより、これをその指定役務について使用すれば、著名な「Champagne(シャンパーニュ又はシャンパン)」の表示へのただ乗り(フリーライド)及び同表示の希釈化(ダイリューション)を生じさせるおそれがあるばかりでなく、シャンパーニュ地方のぶどう生産者及びぶどう酒製造者はもとより、国を挙げてぶどう酒の原産地名称又は原産地表示の保護に努めているフランス国民の感情を害するおそれがあるというべきものであることは、前記認定のとおりである。したがって、被請求人の上記主張は理由がない。』との審決を下し、商標法4条1項7号により「シャンパンタワー」についての商標登録は無効となりました。

ちなみに、シャンパンにつていての商標登録は、「CHAMPAGNE\シヤンパン」(第535564号)や「シャンパンマンゴー」(第5290581号)が登録されています。


                              (2013年5月9日記)



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